ユーザーを苛立たせないフォーム設計の基本
- 公開日 : 2014年11月1日 (2014年12月7日 更新)
- カテゴリー : ユーザビリティ, ユーザーエクスペリエンス (UX)
ウェブサイトにおいてフォームの内容が不適切だと、ユーザーは苛立ち、最悪の場合、入力の途中で離脱してしまうことすらあります。ユーザーを苛立たせないフォームを設計する基本として、どんなことに気をつければよいのか、考えてみたいと思います。
ウェブサイトにおいてフォームの内容が不適切だと、ユーザーは苛立ち、最悪の場合、入力の途中で離脱してしまうことすらあります。ユーザーを苛立たせないフォームを設計する基本として、どんなことに気をつければよいのか、考えてみたいと思います。
ユーザーのアクションに対するフィードバックを検討する際、もとのアクションに直接応えるものではない関連情報も併せて提示したい、と思うことはありませんか?ユーザーから見た場合、それは情報ノイズであるばかりか、かえってユーザーの目的達成の邪魔になってしまう恐れもあります。
すぐれた UX を提供するためは、ユーザーを「人間」として尊重することが不可欠で、個々のインタラクションが人間的であることが大切です。インタラクションが人間的であるかどうかを検証するひとつの手法として、ロールプレイングを採り入れる、という考えかたがあります。
問い合わせフォーム送信後のフィードバックが不適切だと、ユーザーが不安に陥ってしまう恐れがあります。「サンクスページ」「サンクスメール」の両面から、適切なフィードバックを即座に返すようにしましょう。
モバイルデバイス (スマートフォンやタブレット) では、ある目的を達成する手段として、「サイト」と「アプリ」という複数の手段が提供されていることが少なくありません。ユーザーにとってウェルカムなことだと思いますが、サイトとアプリの連携は、スムーズでしょうか。
「メガメニュー (Mega Menu または Mega Dropdown Menu)」と呼ばれる、面積の広いドロップダウンメニューがあります。ファインダビリティの面で優れている反面、ユーザビリティやアクセシビリティの観点で気をつけたい点もいくつかあります。
ユーザーが所有するソーシャルメディアのアカウントでログインできる 「ソーシャルログイン」は、ユーザー側、サービス提供側の双方にとってメリットがありますが、その反面、かえって混乱を招く恐れもあります。
ブラウザの標準機能として、閲覧中の Web ページをソーシャルメディアに共有できるものが増えていますが、現状では自動取得される情報が基本的に URL のみのため、不便を感じます。
ブラウザ標準のスクロールバーを意図的に隠した Web ページがありますが、このような UI は、ユーザーのコントロール主導権を奪っていないでしょうか。敢えてユーザーにフラストレーションを与えよう、多くの PC ユーザーを切り捨てよう、という意図が無いのであれば、慎重に考えたいものです。
今やほとんどの Web ユーザーは JavaScript を無効にしていないという現状において、JavaScript 使用を前提にユーザーインターフェース (UI) を設計することはよいと思います。ただし、JavaScript に完全依存した設計にしないことが大事です。