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新着記事

WCAG 3.0 (W3C Working Draft 2024年12月12日版)

W3C にて策定作業が進んでいる WCAG 3.0 (W3C Accessibility Guidelines) の Working Draft が、2024年12月12日付で更新されました。この記事では改めて、WCAG 3.0 の概略を押さえ、また今回の WCAG 3.0 Working Draft で改めて列挙し直されたガイドライン項目 (暫定) を俯瞰してみたいと思います。

スクリーンリーダー基本操作チートシート

ウェブアクセシビリティの検証では、各種スクリーンリーダーを実際に用いてインタラクションを確認する作業が不可欠ですが、操作方法について、それぞれの公式ドキュメントにアクセスして確認するのは手間がかかるものです。そこで、主要なスクリーンリーダーの基本操作を一覧できるようにまとめたチートシートを、このほど公開いたしました。

盲ろう (deafblind) のユーザーへの情報保障としての「説明的なトランスクリプト (descriptive transcript)」

「説明的なトランスクリプト」とは、聴覚障害向けの「キャプション (字幕)」と視覚障害向けの「音声解説」を足し合わせた内容で、それを書き起こしテキストとしてまとめたものです。盲ろうのユーザーにとっては、動画コンテンツを利用するための唯一の情報保障と言えます。

ウェブアクセシビリティ自動テストスクリプト「axe-test.js」のアップデート (WCAG 2.2 対応)

WCAG 2.2 が勧告になったことを受けて、axe-core でも、WCAG 2.2 で新しく追加された達成基準の一部を機械的にテストできるようになっています。これに伴い、私が個人的に公開している「axe-test.js」についても、このたび WCAG 2.2 対応としてアップデートいたしました。併せて「axe-core ルールと WCAG 達成基準の対照表」もアップデートしています。

WCAG 2.2 の新達成基準「ターゲットのサイズ (最低限)」

WCAG 2.2 では、達成基準 2.5.8「ターゲットのサイズ (最低限)」が新たに追加されています。従来からある達成基準 2.5.5 がタッチインターフェースを想定したサイズ要件であるのに対し、この達成基準 2.5.8 はウェブの利用環境の多様性を考慮に入れる形で、マウスやペンなどを用いた操作も含め、バランスを取ったサイズ要件になっています。

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