盲ろう (deafblind) のユーザーへの情報保障としての「説明的なトランスクリプト (descriptive transcript)」
「説明的なトランスクリプト」とは、聴覚障害者向けの「キャプション (字幕)」と視覚障害者向けの「音声解説」を足し合わせた内容で、それを書き起こしテキストとしてまとめたものです。盲ろうのユーザーにとっては、動画コンテンツを利用するための唯一の情報保障と言えます。
ウェブをはじめとするデジタルコンテンツの、アクセシビリティ、ユーザビリティ、情報設計 (IA) に関する話題をマイペースに発信。世の中のサイトやアプリがあまねく、インクルーシブで使いやすいものになることを願って。
Accessible & Usable では、ウェブサイトやアプリケーションのアクセシビリティ向上を支援させていただきたく、お仕事のご依頼、ご相談を承っております。詳しくは「お仕事のご依頼・ご相談」をご覧ください。
「説明的なトランスクリプト」とは、聴覚障害者向けの「キャプション (字幕)」と視覚障害者向けの「音声解説」を足し合わせた内容で、それを書き起こしテキストとしてまとめたものです。盲ろうのユーザーにとっては、動画コンテンツを利用するための唯一の情報保障と言えます。
WCAG 2.2 が勧告になったことを受けて、axe-core でも、WCAG 2.2 で新しく追加された達成基準の一部を機械的にテストできるようになっています。これに伴い、私が個人的に公開している「axe-test.js」についても、このたび WCAG 2.2 対応としてアップデートいたしました。併せて「axe-core ルールと WCAG 達成基準の対照表」もアップデートしています。
WCAG 2.2 では、達成基準 2.5.8「ターゲットのサイズ (最低限)」が新たに追加されています。従来からある達成基準 2.5.5 がタッチインターフェースを想定したサイズ要件であるのに対し、この達成基準 2.5.8 はウェブの利用環境の多様性を考慮に入れる形で、マウスやペンなどを用いた操作も含め、バランスを取ったサイズ要件になっています。
「ダークパターン – 人を欺くデザインの手口と対策」を読みました。ダークパターンの現状、撲滅に向けての動き (主に欧州および米国における法規制)、今後の課題、がコンパクトにまとめられており、ウェブサイトやアプリケーションの UX 向上に携わる方にはぜひお手にとっていただきたい本です。
iOS の VoiceOver では、読み上げのフォーカスを画像に当てると、「画像には何が含まれているか」を自動的に補足して読み上げさせることができます (同様の機能は macOS や Android にもあります)。ただし、画像の代替テキストが空になっている場合、この機能が使えないことに注意が必要です。
当サイトは、デジタル分野のアクセシビリティ実践者をつなぐウェブリング a11y-webring.club に参加しています。(This site is a member of the a11y-webring.club.)