WCAG 2.1 日本語訳が公開

私も作業協力者として参加しているウェブアクセシビリティ基盤委員会 (WAIC) の翻訳作業部会にて、W3C 勧告「WCAG (Web Content Accessibility Guidelines) 2.1」の日本語訳が行なわれ、このほど公開されました。

旧バージョン (2.0) に含まれている達成基準はそのままに、新バージョン (2.1) では新たに17の達成基準が追加され、これまで十分にカバーできていなかったとされる領域 (ロービジョン、モバイル、認知/学習障害への配慮) が強化されています。

なお、新たに追加された達成基準 (の日本語訳) は、以下のとおりです。

1.3 適応可能 (Adaptable)

1.4 判別可能 (Distinguishable)

2.1 キーボード操作可能 (Keyboard Accessible)

2.2 十分な時間 (Enough Time)

2.3 発作と身体的反応 (Seizures and Physical Reaction)

2.5 入力モダリティ (Input Modalities)

4.1 互換性 (Compatible)


ウェブアクセシビリティの向上に取り組まれている皆さんにおかれましては、ぜひご活用いただけたらと思います。もしも翻訳の誤り、ご不明点、お気付きの点などありましたら、WAIC 宛にご連絡いただけますと幸いです。継続的に翻訳品質の向上を図って参ります。