Inclusive Design 24 (#id24) 2022 に登壇しました

2022年9月22日に開催された「Inclusive Design 24 (#id24) 2022」に登壇させていただき、「Inclusive Persona Extension」というセッションタイトルで、「インクルーシブなペルソナ拡張」の英語版をご紹介しました。

「Inclusive Design 24 (#id24)」とは、アクセシビリティやインクルーシブデザインに関するセッションがリレー形式で丸一日 (24時間) にわたって繰り広げられる、グローバルなオンラインイベントです。下記のスケジュールで行われ、私は3番手で、お話をさせていただきました。

多くのデザインプロジェクトで普及しつつあるペルソナに対して、コンテキスト (障害を持っている、高齢である、モバイルで利用している、など) を拡張的に付加し、ペルソナとコンテキストを併せ見ることを通じて、プロジェクト内にアクセシビリティの意識付けを促す、という手法は世界的に見ても例がなさそうです。その意味で、「インクルーシブなペルソナ拡張」のようなツールがグローバルでどのように受け入れられるか、興味深いところでしたが、セッション中に視聴者にいただいたツイート (ハッシュタグ #id24) や YouTube Live に寄せていただいたコメントを拝見したところ、ポジティブに捉えていただいたり、同僚に勧められている様子も見られたりして、とても有り難かったです。

個人的には、一度、海外のアクセシビリティ関連のカンファレンスで登壇してみたい、という思いもあり今回思い切ってエントリーしてみたのですが、その念願が叶ったという点でも、大変貴重な体験でした。

事前のテックリハで懇切丁寧にサポートいただいた Patrick H. Lauke さん (以前、WCAG の内容について W3C の GitHub リポジトリにコメントしたときもお世話になりました)、当日の私のセッションでホストを担当いただいた Adrian Roselli さんと Kathleen McMahon さん (特に Adrian は私自身、彼のブログを愛読しており、お目にかかれて光栄でした)、セッション後に Slack の楽屋 (green-room) で "wonderful talk" と声をかけてくださり、アフターパーティでも印象に残ったセッションとして私のを挙げていただいた Léonie Watson さん (私自身、彼女のブログの大ファンなので、感激でした) をはじめ、すべてのクルーのみなさんに、心から感謝を申し上げます。また、日本からも多くの心強い応援をいただき、嬉しかったです。この場を借りて、感謝申し上げます。

なお、「Inclusive Design 24 (#id24) 2022」の各セッション動画は、YouTube でアーカイブとして公開されています。見応えのある興味深いセッションが目白押しなので、ここにご紹介しておきます。(クローズドキャプションはまだ自動生成のままですが、いずれ修正される予定、と伺っています。)