ウェブサイトの情報設計 (IA) においてタクソノミーは重要な要素のひとつで、これが適切であることによって、ユーザーは、サイトやアプリケーションが扱う情報の全体像を把握しやすくなり、目的の情報を見つけやすくなります。タクソノミーの組み立てにあたってはいくつか意識したい要件がありますが、ロジカルシンキングのフレームワークのひとつである「MECE」(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive) も、押さえておきたいポイントです。
多くのウェブサイトは、サイト内検索機能を持っていますが、その検索結果ページにおいては、検索の入力欄 (検索窓) をページ冒頭など目に付きやすいところに残しておき、その中に入力済のクエリを保持しておくのが定石です。
Deque Systems, Inc. が開発、公開しているウェブアクセシビリティ検証ツール「axe」のコアエンジン「axe-core」を利用して、ウェブサイトのアクセシビリティ自動テストを実行するためのスクリプトを作りました。ウェブサイト全体 (数百ページ規模) を対象に、一括処理でアクセシビリティを検証し、その結果を、日本語でスプレッドシート (.csv ファイル) に出力することができます。
2021年1月21日に開催された「アクセシビリティ Tips LT会」に登壇させていただき、「アクセシビリティを高める micro IA」というテーマでお話をしました。
W3C が勧告している WCAG (Web Content Accessibility Guidelines) 2.x シリーズの次期バージョンである、WCAG 3.0 の First Public Working Draft が、2021年1月21日に開示されました。この記事では、WCAG 3.0 について現時点で見えていることを、WCAG 2.x シリーズとの関係や違いの観点から、簡単にまとめてみたいと思います。
今年は、ウェブアクセシビリティの文脈で、これまでになく「No one left behind」という言葉を見聞きした印象を受けています。「誰ひとりとして、取り残さない」という意味の英語ですが、ウェブを始めとする情報アクセシビリティが目指すところを、端的に表わすキーフレーズだと思います。
ページ内の特定のセクション (ページ内アンカー) に遷移するリンクについて、以前はキーボード操作でのアクセシビリティ (フォーカス制御) に問題がありましたが、現在は、主だったブラウザでひととおり解消されていることが確認できました。
「新版 アフォーダンス (岩波科学ライブラリー)」を読みました。D.A.ノーマン博士による「誰のためのデザイン」で、アフォーダンスという言葉に初めて触れたという方も多いと思いますが、もともとは知覚心理学者のJ.ギブソン博士が提唱した概念です。この記事では、個人的に興味深かった内容を、大きく分けて「アフォーダンス」とそれを人や動物が知覚する「知覚システム」という2つの観点から、メモとしてまとめます。
「コンピュータは、むずかしすぎて使えない!」という本があります。ペルソナの提唱者として有名なアラン・クーパー (Alan Cooper) 氏の古典的名著で、日常 (仕事や生活) の様々な場面でソフトウェアテクノロジーによる道具が浸透している中、テクノロジーに詳しくない大半のユーザーにとっても使いやすくなるような、操作 (インタラクション) のデザインの重要性を説いた書籍です。
情報を、見つけやすく、理解しやすくする設計技術である情報アーキテクチャ (IA) はウェブデザインの要ですが、ことウェブにおいては、同内容の情報であっても、ユーザーの多様なコンテキストに応じてコミュニケートのしかたを柔軟に変えることが可能です。こうしたウェブの特性を踏まえると、IA はアクセシビリティと密接に関係があると言えます。