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「コンピュータは、むずかしすぎて使えない!」を改めて読む

「コンピュータは、むずかしすぎて使えない!」という本があります。ペルソナの提唱者として有名なアラン・クーパー (Alan Cooper) 氏の古典的名著で、日常 (仕事や生活) の様々な場面でソフトウェアテクノロジーによる道具が浸透している中、テクノロジーに詳しくない大半のユーザーにとっても使いやすくなるような、操作 (インタラクション) のデザインの重要性を説いた書籍です。

ウェブの情報設計 (IA) とアクセシビリティ

情報を、見つけやすく、理解しやすくする設計技術である情報アーキテクチャ (IA) はウェブデザインの要ですが、ことウェブにおいては、同内容の情報であっても、ユーザーの多様なコンテキストに応じてコミュニケートのしかたを柔軟に変えることが可能です。こうしたウェブの特性を踏まえると、IA はアクセシビリティと密接に関係があると言えます。

「情報」と「情報でないもの」

ユーザーはウェブサイトやアプリケーションの利用時、そこにある情報を通じて、自らの目的を達成することができます。その意味で IA (情報設計) はウェブデザインの要であると言えますが、この IA によってユーザーにもたらされる「情報」とは、何でしょうか?

ウェブアクセシビリティ検証ツール「WAVE」のアップデート (2020年9月)

米国の非営利団体 WebAIM が開発しているウェブアクセシビリティ検証ツール「WAVE」がマイナーアップデートされました。主な改善点をご紹介します。

ステッパー (stepper) による数の入力

数 (人数、個数、年齢などのように数えたり測ったりできるもの) を入力させる UI コンポーネントとして、増減ボタンを押して値を入れることができる「ステッパー」があります。この記事では、ステッパーの利点や、アクセシビリティを担保した実装について、考えてみたいと思います。

オートコンプリートのアクセシビリティを考える

フォームのテキスト入力を補完するインタラクションとして、「オートコンプリート」があります。テキストボックスに文字をタイプし始めると、それに呼応して、タイプされた文字列と部分一致する入力値候補が一覧として提示され、ユーザーはその中から入力値を選択できるという、コンボボックス型のインターフェースです。とても便利で有用なだけに、この UI を採用する際には、より多様なユーザーが利用できるようにアクセシビリティもしっかりと担保したいものです。

WCAG 2.2 Working Draft (2020年8月11日版)

W3C が勧告している WCAG (Web Content Accessibility Guidelines) の次期バージョン、WCAG 2.2 の Working Draft が、2020年8月11日に開示されました。9つの新しい達成基準が追加されており、内容的には、キーボードフォーカスの視認性、改ページのナビゲーション、ドラッグ操作の代替、タッチインターフェースのタップ領域、ヘルプ機能へのアクセス、コントロールの常時可視化、認知的な機能によらないユーザー認証、冗長性による入力支援 ... と多岐にわたります。

ミスマッチ

『ミスマッチ 見えないユーザーを排除しない「インクルーシブ」なデザインへ』を読みました。私たちが周囲の世界にアクセスするためのタッチポイントでは、様々な排除が生じています。こうした排除によってもたらされるインタラクションのミスマッチ (不釣り合い) をどう捉え、どう解決する (インクルージョンに転換する) か、が本書のテーマです。

ファセットナビゲーション

ファセットナビゲーションは、膨大な検索結果をさまざまな側面 (ファセット) から絞り込むことができる機能です。この記事では、ファセットナビゲーションに期待されるユーザー体験およびインタラクション要件、そしてアクセシビリティについて検討します。

インクルーシブデザイン - 社会の課題を解決する参加型デザイン

「インクルーシブデザイン - 社会の課題を解決する参加型デザイン」を読みました。インクルーシブデザインがもともと意味するところについて、その背景や実践例も含めて俯瞰することができる、読みやすい入門書です。