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折り畳まれたナビゲーションメニューの展開 (オーバーレイではなくインレイで)

いわゆる「ハンバーガーアイコン」を押すとメニューを展開表示するインタラクションを備えたウェブサイトを昨今よく目にします。そのほとんどがオーバーレイでメニューを展開表示しますが、メニューの提示とその利用をモードレスかつアクセシブルなものにするには、インレイで展開するインタラクションを採用するほうが無難だと言えるでしょう。

Chrome のライブキャプション (リアルタイム自動字幕起こし) 機能

Google Chrome にライブキャプション機能が追加され、音声 (発話) を含む動画やポッドキャストなどを視聴中、リアルタイムに自動字幕起こしを表示することができるようになりました。

MECE を意識したタクソノミー

ウェブサイトの情報設計 (IA) においてタクソノミーは重要な要素のひとつで、これが適切であることによって、ユーザーは、サイトやアプリケーションが扱う情報の全体像を把握しやすくなり、目的の情報を見つけやすくなります。タクソノミーの組み立てにあたってはいくつか意識したい要件がありますが、ロジカルシンキングのフレームワークのひとつである「MECE」(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive) も、押さえておきたいポイントです。

サイト内検索ではクエリを保持しモードレスに編集可能にする

多くのウェブサイトは、サイト内検索機能を持っていますが、その検索結果ページにおいては、検索の入力欄 (検索窓) をページ冒頭など目に付きやすいところに残しておき、その中に入力済のクエリを保持しておくのが定石です。

ウェブアクセシビリティ検証ツール「axe」を用いた自動テスト実行スクリプト

Deque Systems, Inc. が開発、公開しているウェブアクセシビリティ検証ツール「axe」のコアエンジン「axe-core」を利用して、ウェブサイトのアクセシビリティ自動テストを実行するためのスクリプトを作りました。ウェブサイト全体 (数百ページ規模) を対象に、一括処理でアクセシビリティを検証し、その結果を、日本語でスプレッドシート (.csv ファイル) に出力することができます。

アクセシビリティ Tips LT 会に登壇しました

2021年1月21日に開催された「アクセシビリティ Tips LT会」に登壇させていただき、「アクセシビリティを高める micro IA」というテーマでお話をしました。

WCAG 3.0 First Public Working Draft

W3C が勧告している WCAG (Web Content Accessibility Guidelines) 2.x シリーズの次期バージョンである、WCAG 3.0 の First Public Working Draft が、2021年1月21日に開示されました。この記事では、WCAG 3.0 について現時点で見えていることを、WCAG 2.x シリーズとの関係や違いの観点から、簡単にまとめてみたいと思います。

No one left behind (誰ひとり取り残さない)

今年は、ウェブアクセシビリティの文脈で、これまでになく「No one left behind」という言葉を見聞きした印象を受けています。「誰ひとりとして、取り残さない」という意味の英語ですが、ウェブを始めとする情報アクセシビリティが目指すところを、端的に表わすキーフレーズだと思います。

ページ内アンカーへのキーボード操作でのアクセシビリティ (ブラウザ側の機能改善)

ページ内の特定のセクション (ページ内アンカー) に遷移するリンクについて、以前はキーボード操作でのアクセシビリティ (フォーカス制御) に問題がありましたが、現在は、主だったブラウザでひととおり解消されていることが確認できました。

書籍「新版 アフォーダンス」

「新版 アフォーダンス (岩波科学ライブラリー)」を読みました。D.A.ノーマン博士による「誰のためのデザイン」で、アフォーダンスという言葉に初めて触れたという方も多いと思いますが、もともとは知覚心理学者のJ.ギブソン博士が提唱した概念です。この記事では、個人的に興味深かった内容を、大きく分けて「アフォーダンス」とそれを人や動物が知覚する「知覚システム」という2つの観点から、メモとしてまとめます。