WCAG 3.0 (W3C Working Draft 2021年12月7日版)
W3C にて策定作業が進んでいる WCAG 3.0 (W3C Accessibility Guidelines) の Working Draft が、2021年12月7日付で更新されました。この記事では、以前記事にした First Public Working Draft から、どのようなアップデートがなされているのかを、簡単にご紹介したいと思います。
W3C にて策定作業が進んでいる WCAG 3.0 (W3C Accessibility Guidelines) の Working Draft が、2021年12月7日付で更新されました。この記事では、以前記事にした First Public Working Draft から、どのようなアップデートがなされているのかを、簡単にご紹介したいと思います。
認知および学習に障害を持つ人々にとって使いやすいウェブコンテンツの作りかたについて、W3C が Working Group Note を公開しています。
WAI-ARIA の Landmark Roles は、現在の HTML では冗長な実装 (ランドマークのセマンティクスを持つ要素の中に、同じセマンティクスの role 属性を併記する) をしなくてもよいことになっています。こうしたいわば暗黙的なランドマークの実装が、PC-Talker をはじめとする日本の各種スクリーンリーダーの使用において実用上問題がないかどうかを、改めて検証してみました。
W3C が、自然言語インターフェース (natural language interface) のアクセシビリティについて、ユーザー要求 (user requirements) をまとめ、ドキュメントを公開しています。
ウェブのフォームにおいて、サブミットボタンをデフォルトで無効化しておいて、ユーザーの入力不備がなくなったときにボタンを有効化する UI があります。このような UI は、アクセシビリティやユーザビリティの観点で問題があります。
W3C による、XR (VR、AR、MR) のアクセシビリティについてユーザー要求 (user requirements) をまとめた文書「XR Accessibility User Requirements」が、最終的な Working Group Note としてリリースされました。
ウェブコンテンツにおけるアニメーションは、アクセシビリティの問題を引き起こすことがあります。CSS の「prefers-reduced-motion」を用いることで、ユーザーのプリファレンス設定に応じて過度なアニメーションを無効にすることができますが、これを免罪符にしないようにしたいものです。
Windows PC においてスクリーンリーダーは、JAWS、PC-Talker、NVDA といったサードパーティ製が主流になっていますが、実は OS の標準機能として、ナレーターというスクリーンリーダーが装備されています。今回、ウェブアクセシビリティ検証の観点から、ナレーターとブラウザ (Edge および Chrome) の併用を試してみました。
PC-Talker は日本でもっともポピュラーなスクリーンリーダーです。有料ですが、ウェブ制作者などクリエーター向けに、音声読み上げ機能を省いた無料版の「クリエイター版 PC-Talker Neo Plus」が用意されています。
日本国内の視覚障害者の ICT 利用環境向上を目的に活動している日本視覚障害者 ICT ネットワーク (JBICT.Net) が、このたび第1回目となる「支援技術利用状況調査」を実施し、その調査結果の報告書を公開しました。